ノンキな小笠原の生き物たち(小笠原ガイドTommyGWorld)

小笠原に人が住むようになってからまだ190年しかたっていません。

そのせいか小笠原に住む生き物たち(鳥、魚、昆虫等)は、人間に対する警戒心が希薄で、人が近づいてもかなりの距離まで近づかないと逃げません、、、以前お客様と貴重なアカガシラカラスバト(天然記念物、絶滅危惧種)をハートロックのルート脇で見つけました!

地面の上で、草の中にくちばしをツンツンつつきながら歩いていました。
おっ!と思いお客様がカメラを構えていると全く警戒心が無く私たちの足元までテクテク歩いてくるのです!その警戒心の無さにこちらの方が「ダイジョ~ぶお前~?」と言ってあげましたが、気にしません、、、

道路の上で餌食べてて、ゆっくり近づいても中々逃げないのです。
流石にかなり近づいてから飛び立ちましたけど、普通に走ってたら轢かれちゃいますね、、、

これじゃ~、絶滅しそうになっちゃうよね~、、、

で、この10年で野良猫を600頭以上捕獲したら、アカガシラカラスバトが増えましたね~、良かったですね~、
でもネズミ増えちゃって餌木あるところ、ネズミありって感じで、アチコチうろちょろして目に余るものがあります。

この先、ネズミの補食が他の生き物に圧力をかけないか心配です、、、

他の鳥、メジロ、イソヒヨ鳥、等もあまり人間を気にしません。特にオガサワラハシナガウグイス(固有亜種)は、かなり近くで写真撮れちゃたりします。
(オガサワラハシナガウグイス)カワイーです!

ゴキブリもいろいろなサイズがいて固有種もいるのですが、小笠原にいるゴキブリは逃げなくてボーッとしてる奴が多いですね~、、
足元にいて「イーかー踏んじゃうよ~、逃げてもイーンだよ~、死ぬよ~」って猶予を与えても動かないので、あえなく私に踏み潰されてしまうのです、、、

以前、お風呂の下に夫婦もんのゴキブリがいて(仮説)一匹洗い場の真ん中で仕留めたら、そこに向かって1ッ匹のゴキブリが駆け寄って来たのです「お前さん大丈夫かい?」みたいな感じで、、であえなく私に踏みつぶされるのですが、何だか退治しているこちらも不憫になってしまうような事件でありました、、、ごめんね~、、、、

逃げるゴキブリをバチーンと捕らえると、勝利の達成感!(嬉しい)があるのに、無抵抗のゴキブリを葬ると罪悪感(悲しい)気持ちになるのは、生き物としての情でしょうか、、、、

特にオガサワラゴキブリ(非固有種)は、中ぶりで可愛く、山の中で良く会うのですが、動きがトロく昆虫っぽいので殺す気持ちになれません。

コウモリもあまり警戒心が無いのでかなり近くで見る事が出来ます。
写真のコウモリはバナナの幹に止まっていて皮の汁をかじっていました!
赤い光であればかなり近くに寄れます、、手で触れるくらいまで近寄れます。触っちゃだーめよ!
最近お客様に「ウィルスとかは大丈夫ですか?」と聞かれます。
何万年もここに住んでて外界の種と交わる事もないのし、今まで何にも無いって事は多分辺な菌は持って無いと思います。(独断的な意見です、、)

(オガサワラオオコウモリ、これもカワイーのよね~、)

ま~、ノンキ物が多いのですが、皆様御来島の暁には是非体験して頂きたいと思いますが、おごそかに、謙虚に接してね!

海岸の亀とか、渡り鳥等は警戒心が強いのもいるから刺激しちゃダメですよ~!

コロナの1日も早い終息をお祈りしております。

皆様とお逢い出来る日が来ます事を楽しみにしています!

TG

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